2015年4月26日日曜日

船橋18歳少女殺害事件の不可解さ


メンタルヘルス ブログランキングへ 「船橋の少女監禁事件の不可解さ」

こんばんは。カウンセラーの藤田です。
最近気になっているニュースがあります。それは船橋の18歳少女が殺害された事件。この容疑者は、同じ若者の凶行でも、今年1月の川崎の事件とも7年前の秋葉原事件とも違うように感じています。

◆分かっていること
この船橋の事件についてニュース等から現段階で分かっていることをまとめると、
・容疑者は20歳の男性2人と、18歳少女、その少女の交際相手の17歳少年の計4名。
・殺害された少女と面識があったのは、18歳少女のみ。
・少女同士でトラブルがあったこと。
・少女が交際相手の少年に相談し、少年が20歳の男性2人に話を持っていったこと。
くらいでしょう。

◆前記の2件との違い
私が最も不可解なのは、殺害の動機です。それを良しとは思いませんが、トラブルのあった少女はまだ分かります。愛する彼女が傷つけられた怒り恨みとすれば、交際相手の少年まだ分からなくはありません。しかし20歳の2人はどうでしょうか?

秋葉原事件の加藤被告は、精神的に追い詰められ自暴自棄になっての犯行でした。川崎の少年Aは暴力による支配でしか自分の居場所を作れなかった為、共犯の2人はAへの恐怖故。だからといって情状酌量の余地があるとは私は思いませんが、それでも2つの事件の犯人には、本人なりのそうせざるを得ない動機がありました。

しかし、今回の20歳の2人にはどうしてもそれだけの動機が見えてきません。殺害したところで多額の報酬が得られたわけでも無いでしょうし、17歳少年や18歳少女を恐れていたとも思えません。「ただ頼まれたから」と推測しますが、だとするとあまりに人間らしい情に欠けた人間のように私には映ります。
人格形成には、育ってきた環境や周囲の人間が大きな影響を及ぼします。だからこそカウンセリングではそうした生育歴に焦点をあてることがよくあるのですが、今回の20歳の2人の生きてきた背景が、私はとても気になります。

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